サンプルの調製は非常に重要なので、サンプルの再研磨が必要ないように保管することが大切です。サンプルを保管するのに適した場所は、デシケーターの中、またはクリーンルーム内の適切な容器や引き出しの中です。
- サンプル表面にはホコリやその他の粒子が堆積しないこと
- サンプル表面に傷が付いたり、変形していない
- サンプルに酸化物層が生成されていない(マグネシウムなど、一部の物質ではこれが不可避な場合があり、分析前に再研磨が必要)
- サンプルは水分を吸収しない。これは湿気に非常に敏感な岩塩、鉄などの材料が関係します
- サンプルは低温を保つ。多くの金属において、室温でも長時間かけて再結晶が生じることに注意します。
- サンプルを移動する必要がある場合、表面との接触は避け、適切なサンプル容器を使用してください。
サンプルの汚れを落とすコツ:
- TEM レプリカ作成用レプリケーション(アセテート)シートは、サンプル表面のゴミやホコリの除去に有効です
- サンプルにアセトンをかけ、アセテートシートを敷き詰めます
- 乾燥させます
- サンプルの検査が必要な場合は、シートを持ち上げます